オペレーターがタブレットで作品を選び、シャッターを切る。撮れた写真は配布サーバへ送られ、 来場者は表示されたQRコードから自分の端末に受け取ります。氏名も連絡先も受け取りません。 ポーズを取ると自動で撮れて、その写真に演出を合成する設定もあります。 被写体側のモニタには、その演出がそのまま映ります。
その場でプリントすれば列が止まり、あとでメールで送るなら連絡先を集めることになります。集めた先の管理も、消す手間も、こちらに残ります。
スタッフが1枚ずつ撮ると、その人は他に何もできません。来場者に任せると、ピントも構図も運任せになります。
背景を投影すれば影が落ちます。パネルを作れば当日まで差し替えられません。撮った写真が作品の宣伝にならないなら、置く意味が薄くなります。
PHOTOSPOT はこの3つを、QRで渡す・こちらからシャッターを切る・背景は写真の中で作る、 という形で片付けます。以下は実際の画面と、この仕組みで撮った写真です。
来場者が触れるのは最後のひとつだけです。並んだ人を待たせないよう、 撮影からQRの表示までに操作をひとつも挟みません。 以下は実際の画面と、この仕組みで撮った写真です。
サムネイルをタップすると、背景の映像がその場で切り替わります。下に「再生中」が出るので、いま何が映っているかは手元で分かります。
背景は動画でも静止画でも構いません(mp4 / mov / mkv / jpg / png)。並び順も公開・非公開も、管理画面から遠隔で変えられます。
タブレットの「撮影」でシャッターが切れます。ピントを合わせる間を取ってからレリーズするので、暗い会場でも空振りしません。来場者にリモコンを渡して本人に切ってもらう運用にもできます。
ポーズで撮る設定では、この「撮影」がシャッターではなく受付になります。押してから既定30秒のあいだ、カメラの前でポーズを取ると自動で撮れます。押していないあいだは撮りません — 通りかかった人が写り込んで、頼んでもいない写真が配られるのを止めるためです。秒数は管理画面から変えられ、0にすると常時受付(押さなくても撮れる)に戻ります。
被写体側のモニタは鏡になり、見えているか・次に何をするかを一言ずつ伝えます。演出もそこに映り、手を追いかけます(ポーズと演出)。
写真は長辺2048pxに縮小しEXIFを除去してから配布サーバへ送られます。撮影機材も位置情報も、渡す写真には残りません。
QRが出るのはアップロードが成功したあとだけです。画面に出ているコードは、必ず実在する写真を指しています。
読み取ると自分の写真だけが表示され、長押しで保存できます。アプリも会員登録も要りません。
QRカードを印刷する運用にもできます。列を止めずに渡せて、あとで落ち着いて読み取ってもらえます。
投影するか、写真に合成するか。会場の広さと暗さ、それに何台持ち込めるかで決まります。 どちらも管理画面から作品ごとに選べます。
作品を壁に投影し、その前に立ってもらって撮ります。会場にいる人にも作品が見えるので、フォトスポット自体が展示になります。
会場には無地の壁を用意するだけ。撮影後に人物を切り抜いて、作品を背後に合成します。プロジェクタは1台も要りません。
カメラの前でポーズを取ると自動でシャッターが切れ、撮れた写真の中に光や手が 描き込まれます。同じ演出が被写体側のモニタにも映り、手を追いかけます — 自分がどう写るかを、撮る前に見てもらえます。
ポーズを取ってもらうには、見えていることを返す画面が要ります。返事の無い画面の前で1秒ポーズを保つ人はいません。
ポーズが決まらない来場者に、担当者が声を掛けられるようにするためのものです。「もう一度やってみてください」では直りません。
演出の大きさは画素ではなくその人の前腕や手の長さで決まります。会場の奥に立っても手前に立っても、同じ絵になります。
シャッターはポーズを検知した瞬間ではなく、カウントの終わりに切れます。合焦と レリーズ間隔で露光は必ず数秒遅れるので、その場で切るとポーズの終わった写真が 残ってしまうためです。カウントの間に先にピントを掴んでおき、待っているのが カウントダウンだけになるようにしてあります。
機材の話に見えて、実際に効くのは担当者を1人置けるかどうかです。 置ける会場と置けない会場では、同じ道具でも運用がまるきり変わります。 下の3つはどれも実際に動く構成で、管理画面の設定だけで行き来できます。
作品をプロジェクタで投影し、その前で撮ります。通りかかった人にも作品が見えるので、フォトスポット自体が展示になります。
会場には無地の壁だけ。作品は撮影後に人物の背後へ合成します。プロジェクタが1台も要りません。
「撮影できる時間」を0にすると受付が常時ONになり、押さなくてもポーズだけで撮れます。
ポーズの判定は撮影カメラのライブビューでもできます(機材は増えません)。ただし ライブビューとシャッターは同じ接続を使うので、1枚撮るたびに1〜2秒だけ判定が止まります。 1人ずつ案内する展示ならそれで足りますが、列ができる会場や常設では、判定用のUSBカメラを 1台足すほうが素直です。判定用のカメラは撮影の経路に一切触れないので、 安いもので構いませんし、故障しても写真は止まりません。
QRカードの印刷はどのケースにも足せます。列を止めずに渡せて、来場者はあとで落ち着いて 読み取れます。会場のプリンタへ直接送れるかは機種によるので、使う予定があるなら事前に型番を 教えてください — 届くかどうかはその場で確かめられます。
決めることは多くありません。会場の壁と、担当者を置けるか、作品の数 — この3つが 決まれば構成は決まります。あとは作品を管理画面に入れるだけです。
壁の色と広さ、暗くできるか、電源、担当者を置けるか。ここでケースのどれになるかが決まります。プリンタを使う予定があれば、型番も伺います(機種によって直接送れるかが変わります)。
管理画面から動画か静止画をアップロードします(mp4 / mov / mkv / jpg / png・最大20点)。作品ごとにどのポーズで撮るか・背景を投影で撮るか合成するかを選びます。当日でも変えられ、会場PCは最大60秒で拾います。
カメラとPCとタブレットを繋ぎます。会場PCは自分に何が繋がっているかを管理画面へ報告するので、カメラまで歩かなくても「何で動いているか」「絵作りの設定が入っているか」が遠隔から読めます。
プリンタが届くか、投影がどの画面に出ているかも同じ場所に出ます。設営が終わっているかどうかを、現地に電話せずに確かめられます。
担当者はタブレットだけを見ます。作品を選び、「撮影」で受付を開き、撮れたらQRを見せる。会場PCに触れる場面はありません。
その日のモードや受付の秒数は、遠隔から変えられます。「思ったより人が多いので受付を短くする」が、現地に頼まずに済みます。
| もの | 投影・有人 | 合成・有人 | 無人 |
|---|---|---|---|
| カメラ(αシリーズ) | 要 | 要 | 要 |
| 会場PC(Windows) | 要 | 要 | 要 |
| タブレット(ブラウザだけ) | 要 | 要 | 受け渡し用に1台 |
| プロジェクタ・暗幕 | 要 | 不要 | 不要 |
| 無地の壁 | — | 要 | 要 |
| 被写体側モニタ | あると良い | 要 | 要 |
| 判定用USBカメラ | 列ができるなら | 列ができるなら | 列ができるなら |
| プリンタ | カードを刷るなら | カードを刷るなら | 実質要 |
| ネットワーク | 上り。切れても写真は貯まります | 同左 | 同左 |
費用は会場と日数と機材の持ち込み範囲で変わるので、構成が決まってからのお見積もりになります。
カタログ値ではなく、実機で測った数字です。会場の回転数を見積もるときに使ってください。
| 項目 | 実測 | 条件 |
|---|---|---|
| シャッターから写真がPCに届くまで | 1.3 秒 | 60MP機・JPEG 11.7MB・USB |
| 撮影から配布URLの発行まで | 2.1 秒 | 縮小・EXIF除去・アップロードを含む |
| ポーズ判定 | 35 fps | カメラのライブビューを判定に流用。判定用の機材は足しません |
| ポーズを取ってから撮れるまで | 5.4 秒 | 見えた合図0.8秒+OK1.2秒+カウント3秒+合図。合焦はこの間に済ませます |
| 被写体モニタに演出を1枚描く | 4.3 ms | 1024×680。絵をキャッシュする前は123ms。判定は判定側が既に払っています |
| 演出が手についてくる精度 | 0.4 px | 骨格の揺れによる演出のブレ(平滑化前は2.4px/フレーム)。動いているときの遅れは28ms |
| 演出の合成 | 写真1枚ぶん | 配布サイズ(長辺2048px)に対して行うので、上の2.1秒に含まれます |
| 背景の切り替え | 即時 | タブレットのタップから1コマ以内 |
| ポーズの受付時間 | 30 秒 | 「撮影」を押してから。既定値で、管理画面から変更・0で常時受付 |
| ラインナップの反映 | 最大 60 秒 | 管理画面から会場PCへ。手動で即時反映も可 |
| 写真の保存期間 | 7 日 | 既定値。過ぎたものは自動削除 |
メールアドレスも電話番号も受け取らないので、渡した先の管理もいりません。 受け取りに要るのは、その場に表示されるQRコードだけです。